教室ビジネスの新規生徒集客に必要な3つのステップ

マーケティング・セールス

教室ビジネスの新規生徒集客に必要な3つのステップ

具体的に生徒集客はどのような手順で行えば効果的でしょうか。

生徒集客とはつまり営業であり、営業とは人間関係を築くことです。
友達になるのと同じようなものだ、と言えばわかりやすいでしょう。

教室に限らず、どのビジネスであっても成約するまでの流れは以下の3ステップが基本になります。

  1. まずはあなた自身を知ってもらい、
  2. 接触頻度を増やすことで信頼関係を築き、
  3. サービスを売り込んで成約する

これを生徒集客に絞って考えるとどうなるでしょうか。

  1. あなたの教室を知ってもらい、
  2. 実際に教室を見てもらい、
  3. 教室に入塾・入会してもらう

となります。
これを踏まえたうえで、それぞれをどのように行っていくかがポイントとなります。

まずは教室を知ってもらう

上記の3ステップの中で、おそらく2から3の流れについてはある程度の自信があるという方は多いのではないでしょうか。
逆に1から2の部分でつまずいてしまっている方が多いでしょう。

実際に自分の教室を選んでもらうためには、まず教室の存在を知っていてもらい、
選択肢として認識してもらう必要があります。

これは教育ビジネスならもちろん、美容室や飲食店などの店舗ビジネスやアパレルなど小売ビジネスでも同じです。

ですから、どの教室もまずは知ってもらうために折り込みチラシや雑誌広告などを打つわけですが、
ここで意識していただきたいのが「どんな人を対象として広告を打つのか」です。

どんな人に知ってもらうための広告か

チラシを打つときはついつい、「今すぐ入塾したい人」を思い描いてしまいがちではないでしょうか。

折り込みチラシが入った日にすぐ電話が鳴り、体験授業が決まってそのまま入塾…というイメージです。

が、実際にはそううまくいきませんよね。

特に教育サービス業は成熟産業であり、
また一種の会員制ビジネスであることから乗り換えのハードルも比較的高いため、
このような「今すぐ」のお客さんを見つけるのが大変であるという特徴があります。

ですから「知ってもらう」段階では、
「今すぐ」生徒を狙うのか、「そのうち」生徒を狙うのか、そこをまず考えるようにしてください。

どちらが良いかはタイミングと地域性によります。

教室で「今すぐ」集客は難しい

「ほとんどの現象には、2:8程度のばらつきがある」という法則をご存知でしょうか。
パレートの法則“あるいは”2:8の法則“などとして知られる経験則ですが、
「今すぐ」客と「そのうち」客の比率も、だいたい2:8程度になります。

もしあなたの教室の地域が既に多くのライバルがいる激戦区であれば、
「今すぐ」の2割はほとんどどこかの教室に通っている可能性が高いですよね。

この場合は、「そのうち」の8割に向けて広告を打つことになるので、
問い合わせてくるお客さんもその程度の温度感であると想像できます。

一方、同業の教室が少ない地域や、
人の流動が多く転勤族などによる入れ替わりの多い地域であれば、
「今すぐ」生徒も比較的多く存在する可能性が高いわけです。

この場合は特にチラシや広告媒体による露出は有効です。
問い合わせがあったら、入塾につながる可能性も高いでしょう。

あなたの教室はどちらに当てはまりそうですか?

おそらく、大半は「そのうち」生徒に向けてアプローチしなければならない教室ではないでしょうか?

この「そのうち」の8割に向けてアプローチするためには、インターネットの活用が有効です。
しかも、販促費用もチラシに比べて比較にならないほど大幅に抑えることができます。

生徒集客の3ステップ…最初のステップが大事

生徒集客の3ステップを再確認してください。

  1. あなたの教室を知ってもらい、
  2. 実際に教室を見てもらい、
  3. 教室に入塾・入会してもらう

このうち最初の「知ってもらう」ステップを考えなおしてみることで、
あなたの教室の集客戦略が変わってくるかもしれません。

店舗が新規集客に苦労してしまう理由とは?店舗が新規集客に苦労してしまう理由とは?前のページ

売れる広告を作るために知っておくべき2種類の広告次のページ売れる広告を作るために知っておくべき2種類の広告

ピックアップ記事

  1. 新規顧客の獲得コストは必ず計測するべき

関連記事

  1. 教室ビジネスにもマーケティングが必要

    マーケティング・セールス

    教室ビジネスにもマーケティングが必要

    「良い授業をしていれば必ずこの教室はお客さんに認められる」 「良い…

  2. ドラマ「逃げ恥」に学ぶマーケティング

    マーケティングのヒント

    ドラマ「逃げ恥」に学ぶマーケティング

    2016年10月〜12月のクールにおいて人気ドラマと言えば「逃げ恥」で…

  3. 店舗系ビジネスのWeb集客ではターゲットを絞り込むほうが強い

    マーケティング・セールス

    店舗系ビジネスのWeb集客ではターゲットを絞り込むほうが強い

    ホームページで集客がうまくいかない場合、必ず原因があります。す…

  4. 葬儀屋のマーケティング

    マーケティング・セールス

    葬儀屋のマーケティング手法から学べること

    とある葬儀に際してマーケティング的観点から考えたことですが……

  5. 自分のビジネスについて伝えるエレベーターピッチを作ろう

    マーケティング・セールス

    自分のビジネスについて伝えるエレベーターピッチを作ろう

    あなたは、あなたの商品・サービスを30秒で的確に説明できますか?…

  6. Web集客で顧客教育をするためのステップメール活用法

    マーケティング・セールス

    Web集客で顧客教育をするためのステップメール活用法

    Web集客で成功したいなら、「顧客教育」が必ず必要です。顧客教…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


Pick Up

  1. 新規顧客の獲得コストは必ず計測するべき

Special Feature

  1. 登録されている記事はございません。
  1. SNS集客をするときにまず考えるべきたった1つのこと

    SNS集客

    SNS集客をするときにまず考えるべきたった1つのこと
  2. マインドが腐っている学ばない経営者の口グセとは?

    マインドセット

    マインドが腐っている学ばない経営者の口グセとは?
  3. Web集客でブログ記事を書くときは要点を1つだけに絞る

    Webマーケティング

    Web集客でブログ記事を書くときは要点を1つだけに絞る
  4. 小さな会社は高い専門性を武器に一点集中型で戦う

    ビジネス・経営

    小さな会社は高い専門性を武器に一点集中型で戦う
  5. デザインの美しいWebサイトの必要性

    Webサイト集客

    デザインの美しいWebサイトの必要性
PAGE TOP