今回は店舗系ビジネスの中でも、
学習塾やスクールなど教室ビジネスをメインとした話です。
マーケティングの足りていない教室は、新規の生徒を集めるスキルがないのが特徴です。
ではどのように新規の生徒を獲得しているかというと、
いわゆる「口コミ」を中心とした紹介に頼っているというのがパターンです。
逆に言うと、店舗系ビジネスの中では紹介に頼りやすいという性質もそうさせています。
大手であればあるほど広告にお金を使えますから、
そうでない中小規模や個人経営の教室になればなるほどその傾向が強いわけです。
全く広告を打たない教室というのもあまりありませんが、
- 新年度や季節講習の前など、年に数回しか折り込みチラシを入れない
- 新聞やフリーペーパーに小さい広告を出す
- Web上のポータルサイトに登録して任せっきり
という程度のことしか行っておらず、
効果実感もないままに生徒が減少していっているという状況の教室が多いようです。
つまり、多くの小規模教室は圧倒的に「宣伝不足」という問題を抱えています。
口コミによる紹介は効果的!だけど…
多くの小規模教室のオーナーさんが言うように、集客において口コミは非常に効果的です。
紹介であれば、最初から一定の信頼を得た状態で入塾してもらえますし、
紹介してくれた人と紹介された人は似たタイプの価値観であることが多いので、
教室側としても接しやすいメリットもあります。
しかし、そもそも教室の生徒がたくさんいなければ、紹介も増えることはありません。
本当に紹介だけで教室が満員になっているところは素晴らしいことですが、
多くの場合、紹介だけに頼っていては生徒は減少する一方でしょう。
広告を打っても効果が出ない=お金の無駄?
では、なぜ小規模教室は広告をあまり打ちたがらないのかというと、
それは「効果実感がないから」の一言に尽きるでしょう。
- 広告を出したけど、今ひとつ反応がなかった
- 以前に比べて反応が取れなくなってきている
という実感から、「だったら広告費は無駄だからできるだけ使いたくない」と思ってしまうわけですね。
ただし、そういうところほど、業者任せのごちゃごちゃしたわかりにくい、
無機質な広告を出してしまっているところが多いです。
さらに言えば、小規模教室が広告を出す「ここぞというタイミング」が
ライバルと重なってしまうため(新年度や季節講習に向けての募集など)、
結局は同じような広告の山に埋もれてしまうという事態が起きるのです。
効果の出る新規集客とは
今までのチラシ集客は効果が落ちてきたし、インターネット集客はどうすれば良いかよくわからない。
だから「何か思いもよらない奇抜な集客方法はないものか(しかも、お金をできるだけかけずに)」
ということを皆さん考えられるようですが…。
はっきり言います。
そんなものは、ありません。
チラシをはじめとした従来どおりのアナログ集客も、
インターネットを活用したWeb集客も、
正しくやりさえすれば効果が出ます。
特に、インターネットを活用すれば「お金をできるだけかけずに」新規集客することも可能です。
いま、生徒獲得が上手くいっていないのなら、
新規集客のやり方を見直す必要があります。
今まで「経費」でしかなかった広告宣伝費を、
生徒獲得のための「投資」に変えましょう。
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