基本ができていないマーケティングは効果なし

マーケティング

マーケティングの基本中の基本3ステップを解説

最終更新: 2024.3.9

ビジネスが最大の効果を発揮するとき

あなたがどんなビジネスをしているにしろ、情報ってとても大事ですよね。
移り変わりの早い今の時代に遅れることなく、常に最大の価値を提供し続けようと思ったら、これは当然のことです。

しかし、最新トレンドを追いかけるあまり、本質を忘れてはいけないなと常々思います。

ビジネスというものは

普遍的な基本 × 最新トレンド

という掛け算によって最大限の効果を発揮するものなんですが、要は

  • どこに自分の見込み客がいるのか?
  • 見てくれる人に対して伝えるべきメッセージは何か?

という基本を押さえておかないと、最新トレンドだけを追いかけても無意味だよ、ということですね。

最新トレンドだけを追いかけると…

最新トレンドに乗っかる際も、それは誰がターゲットになるのか、どういうメッセージを発信できるのか、ということは先に考えておくべきです。

そうでないと例えば、

「女子会が流行っているらしい」という情報を仕入れた「昭和風の大衆居酒屋」が「女子会コースを推し始める」といったとんでもないミスマッチが起きたりするんです。

笑い話のようですが、本当の話です。

確かにレトロ感のある●●横丁みたいな飲み屋って、飲んべえ女子に人気だったりします。

だからウチもその雰囲気があるから、来るんじゃないか?って思う気持ちもわからなくはないですが。

ただ、今までその層は取り込めてたの?ってところを完全に無視してるわけです。

マーケティングの基本は変わらない

どんなトレンドに乗るとしても、どんな手段・手法・ツールを使うとしても、マーケティングの基本は変わりません。

というか、基本を押さえてこそのトレンド追求なんです。

やっていることが見えやすいビジネスほど、成功事例はパクられやすいです。
しかし、なぜそれが成功しているのかという根本の部分を真似ずに表面だけ真似るので、結局同じようには成功しないし、一瞬だけはうまくいっても次にはつながらない。
そんなパターンがとても多いです。

本質を押さえつつ、最新トレンドを学ぶ。
これは、経営者ならば常に努力すべきポイントですね。

マーケティングの基本を理解しよう

マーケティングの3ステップ

マーケティングって聞くと、難しそうなイメージがありますよね。
でも、実はとてもシンプルなことをしています。
それは、「売れる流れを作ること」です。

あなたが何かを売りたいとき、ただ商品を並べて待っているだけではダメ。
その商品やサービスについて、たくさんの人に知ってもらい、なぜそれが良いのかを理解してもらい、最終的に「買いたい!」と思ってもらうまでの流れを作ること、これがマーケティングだと思ってください。

この流れは、大きく分けて「認知→教育→販売」という3つのステップから成り立っています。
これを少し詳しく見てみましょう。

認知

まずは、あなたの商品やサービスを多くの人に知ってもらうこと。
例えば、新しいカフェを開店したら、その存在を周りの人たちに知らせなければ、誰も来店してくれません。
これが認知のステップです。

教育

次に、あなたの提供する価値をお客さんに理解してもらうこと。
ここでいう「教育」とは、学校の授業のようなものではなく、お客さんにあなたの商品やサービスの素晴らしさを伝えること。
お客さんがあなたやあなたの会社の魅力に気づき、好きになってもらうことも大切です。
これが距離を縮めることにつながり、信頼関係を築く一歩になります。

販売

最後に、商品やサービスをお客さんに購入してもらうこと。
ここまでのステップを踏むことで、お客さんはあなたの商品を買うことに抵抗を感じなくなります。

このようなプロセスをしっかりと理解し、一つ一つ丁寧に実行していくことが、成功へのカギです。
低価格の商品を扱っている場合は、このプロセスが短縮されることもありますが、特に高価格な商品やサービス、形がないものを扱う場合は、この「認知→教育→販売」の流れをしっかりと作ることが非常に重要になります。

そして、SNSなどのオンライン上で集客を考えている場合は、いかにして認知と教育の部分をインターネット上でうまく行うのか、がカギとなってくるわけですね。

この点ではオンラインだろうとオフラインだろうと共通ですが、集客がうまくいっているかどうかの分かれ目はだいたいここにあります。
つまり、「認知→教育」の流れが作れているかどうか、ということです。

この図を「マーケティング・ファネル」と言います(ファネル=漏斗)。
認知した人数>教育した人数>販売した人数、とだんだん減っていくので、逆三角形になっています。
マーケティングを学ぶ上では必ず出てくる図なので覚えておきましょう。

SNSマーケティング:売れる媒体と広げる媒体の正しい使い分け前のページ

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