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TikTok集客の考え方:やや特殊だが拡散性は最強

最終更新: 2024.3.6

TikTok集客の現状

今や30代・40代の利用も多いTikTok

今までのTikTokのイメージというのは、どうしても10代・20代の若者が変顔をしたり踊ったり、そういったイメージがあると思います。
ただ時代はとっくに変わっていて、TikTokを利用するユーザー層は、もはや10代や20代の若者に限定されません。
現在では、30代や40代も含め、幅広い年代の人々がTikTokを楽しんでいます。
この事実は、経営者やマーケッターにとって、ビジネス系コンテンツでTikTokに参入する大きなチャンスを意味しています。

実際、TikTokユーザーの平均年齢は35歳前後であり、特に40代の男性が最も多く利用しているというデータがあります。
これは、ビジネスにおいて重要なターゲット層がTikTok上に存在していることを示しています。
いわゆるビジネス目的で発信をしている人を「教育系TikToker」と言ったりするわけなんですけども。

ただ、ここで気をつけるべきは、他のSNS媒体と違ってTikTokはちょっと特殊だ、ということなんです。
ここがわかっていないと、他のSNSではうまくいっているのにTikTokではスベる、ということが普通に起こります。

TikTokの変顔文化

ここで突然ですが質問です。
いざあなたが教育系TikTokerをやるぞとなった場合、発信する動画の中であなたは変顔をしますか?それともしませんか?

考えてみてください。

おそらくほとんどの人は「しない」と答えたと思います。
しかし、正解は「変顔をしたほうが良い」です(もちろん絶対ではありません)。

ビジネス系コンテンツを発信する際に、変顔を取り入れろ、というのは意外に思われるかもしれませんね。
しかし、実際には変顔をすることで視聴者の関心を引き、発信する内容とかトーク以外の部分で1つ面白いポイントができるっていうのが鍵になってきます。

つまり変顔が面白いと動画の離脱率を下げることができ、これが再生回数にも影響してきます。
視聴者としては、変顔を1回やるともう1回やらないかな?と思ってそのまま見続けてもらえるんですね。
結果として変顔をすると人気が出ます

TikTokでのコンテンツ戦略

もう一つ、売り上げを作るには?という話なんですが、あなたはTikTokでどんな内容を発信しようと思っているでしょうか?
普通に考えれば教育系TikTokerなので、「役立つ情報」とか「学びになる内容」というものを発信しようと思っていないでしょうか?

これがまた間違いのもとなんですね。
なぜなら、多くの人がTikTokをなんとなく、暇つぶしに見ているものだからです。

たまに「TikTokは知能が低い」なんて言葉を聞いたりしませんか?
もしそれが本当だとしたら、TikTok経由で獲得したクライアントはみんな知能が低い人ばかりだということになってしまいますが、現実そんなことはありません。
あれは正確に言うと知能が低いというよりは、TikTokを使っている最中のユーザーは「学習意欲がオフになっている」と思ってもらったほうが正確です。

なので、教育系の内容や専門用語、ハウツーやノウハウを直接的に提供するアプローチは受け入れられにくいです。
そのため、直接的な売り込みよりも、エンターテイメント性を重視したコンテンツが、TikTok上で成功する秘訣です。
なのに多くのビジネス系TikTokアカウントがどういったことをしているかというと、お店の紹介、商品の紹介、あるいは物件の紹介、会社の公式アカウント、ブランドの宣伝…こういった、売り込みのニオイがするものというのはすべて良くない、ということが言えます。

これがTikTokで滑っている人のほぼほぼの答えです。

TikTok集客の強みと弱み

こういったTikTok特殊性を攻略できれば、その強力な拡散性を利用して一気にユーザーの目に触れることができます。
また、現在アクティブユーザー数は国内で約1700万人と言われているのでまだまだ伸びしろがあり、発信者として参入することを考えると先行者利益もまだ取ることができます
一方で、他のSNSとは違った独特なアルゴリズムがあるため、他のSNSと同じような発信の仕方では通用しない可能性があったり、現状では50代以上の顧客にアプローチをしたいビジネスではそもそもターゲットが少ないという問題もあります。

TikTokとYouTube:動画マーケティングの新たな戦略

動画コンテンツの世界では、YouTubeが長らく主役を務めてきました。
しかし、コンテンツ制作の手間や時間を考えると、YouTubeは発信者にとってかなりの労力が必要なプラットフォームです。
一方で、TikTokはその拡散性の高さにより、特に若年層を中心に一人勝ち状態にあると言えます。

TikTokの利用が伸びる理由

TikTokは絶対的なユーザー数はYouTubeには及ばないものの、ユーザー一人ひとりの視聴時間はYouTubeを上回るほどに拡大しています。
これは、YouTubeとTikTokをそれぞれ運営している会社の根本的な考え方の違いに由来します。
理解しておくべきは、どのSNSを利用するにしても、そのプラットフォームの基本理念を把握することが成功の鍵となります。

Googleとバイトダンス:基本理念の違い

YouTubeはGoogleによって運営されており、Googleの検索エンジンと同様に、ユーザーが検索してコンテンツを見つけることを前提としています。
言うなればGoogleは「検索の会社」です。
これに対して、TikTokを運営するバイトダンス社は、元来ニュースアプリなどを開発してきた背景を持ちます。
特に注目すべきは、バイトダンス社が開発するアプリはユーザーの好みに合わせてカスタマイズされたコンテンツを提供することに特化している点です。
ニュースアプリで言うと、国内では「Gunosy」や「スマートニュース」などが有名ですね。ああいうイメージです。

つまり、バイトダンス社は一言で言うと「レコメンドの会社」としての強みを持っているのです。
レコメンドとは、直訳すると「おすすめ」、つまり前述した「ユーザーの好みに合わせてカスタマイズされたコンテンツを提供すること」を意味します。

TikTokの拡散力

この違いがTikTokの圧倒的な拡散力を生んでいます。
ユーザーにとっては、自分の興味にぴったり合った動画が次々と提供されるため、気が付けば長時間プラットフォーム上で過ごしてしまいます。
1本1本の動画が短いため、YouTubeと比べても同じ時間でより多くの動画を見ることにもなります。

そして発信者側にとっては、もし提供するコンテンツがユーザーのニーズに合致していれば、アカウントを立ち上げたばかりでもバズる可能性が十分にあります。
この点が、TikTokを使用する際の大きなチャンスとなり得るのです。

TikTokから売上をあげるには

カギとなるのはリストマーケティング

TikTokにおける最大の課題は、一本の動画の長さが短いために、見込み客の教育やリストの獲得がやや難しいという点です。
しかし、これはTikTokを集客や教育に活用できないという意味ではありません。
問題は、多くの人が適切な戦略を持たずにTikTokを利用していることにあります。

TikTokでもYouTubeと同様に、リストマーケティングが成功の鍵となります。
拡散力を活かして視聴者の興味を引き、更に深い関心を持ったユーザーをLINE公式アカウントやメールマガジンへ誘導することが重要です。
このステップを踏むことで、興味のあるユーザーを見込み客として確実にキャッチできます。

そのためにまずは、発信する動画を多くの人に見てもらわなければなりません。
つまり、バズる必要があります。

TikTokでバズるためには

全てのバズった動画の共通点とは

ではここでもう一つ質問をしましょう。

TikTok上では日々いろんな動画がバズってるわけなんですが、それらの動画はなぜバズったのか、その共通点を答えることができますか?

おそらくですが、「面白いから」「ためになるから」「衝撃的だから」「笑えるから」「何度も見たいと思うから」…といった理由が思い浮かんだと思います。
これらは全てバズる動画の特徴であり、正解ではあります。
しかし、これらの要素はすべて、動画を見た前提の答えだということに注意してください。

つまりバズった動画の共通点とは、「TikTokがその動画を拡散しているから」というのが答えです。

ちょっと逆説的ですが、そもそもTikTokが動画を拡散してくれなければ、多くの人々の目に触れること自体が不可能なんですね。

TikTokによる拡散のメカニズム

では我々発信者が考えるべきことが何かというと、TikTokに拡散をしてもらうためにはどうしたらいいのか
これを考えて動画を作る必要があります。

ではどういう動画をTikTokが拡散してくれるのか、という部分を知らなければならないわけですが、答えとしては動画に対する視聴者の反応を見て決めている、ということになります。
具体的には、視聴者の「いいね」、「コメント」、「シェア」といった反応が、TikTokによる動画の拡散を決定づけます。
これらの反応は、TikTokのアルゴリズムによって評価され、拡散すべきコンテンツとして選ばれるかどうかを決める重要な指標となります。

バズる動画を作るために必要なこと

では、TikTokに動画を拡散してもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。
重要なのは、いかにして視聴者に「いいね」を押させるか、自然かつ大量にコメントをさせるか、そして多くのシェアを促すかを考えることです。
これらの要素を意識した動画作りが、TikTokで成功するための鍵となります。

TikTokでのシェアを促す戦術の一例

自然に多くのシェアを起こすには

一例として、いかにシェアをたくさん起こさせるのか、ということを考えてみましょう。
あなたの出した動画を自然にたくさんシェアさせるためにはどうしたらいいか、何かアイディアが浮かびますか?

これも考えてみてください。

さて、ここでの答えは「若者向けの企画を作る」ということです。
いや、私のビジネスのターゲットは若い人じゃないからダメじゃないか…?と思われた方もいるでしょうが、大丈夫です。
もしあなたのビジネスのターゲットが若い人ではなかったとしても、10代や20代向けの若い人向けの企画を作るということをぜひやってみてください

そうすることで、その動画が自然とシェアされやすくなります。

共有文化を利用してメインターゲットへ届ける

なぜなら10代や20代の若者には、気に入った動画や面白いと思った動画を共有する文化があるからです。
この傾向を活用して、若者に魅力的なコンテンツを提供することで、動画は勝手にシェアされ、結果的に様々な年代の視聴者に届くようになります。
このプロセスを通じて、最終的にはあなたのビジネスの本来のターゲット層にも動画が見られるようになります。

大人のシェア行動とターゲットの広がり

30代、40代、あるいはそれ以上の年代の人々がSNS上でコンテンツを気軽にシェアすることは少ないかもしれません。
あなたがその年代である場合、シェアという行動を普段から頻繁にしてるでしょうか?
正直あまりやらないな~という人が多いと思います。

しかし、若者がシェアした動画が彼らの目に触れることで、あなたのビジネスメッセージが広く伝わるチャンスが生まれます。
直接的なターゲットにのみアプローチを試みるよりも、若者を通じて自然な拡散を促すことで、より広範な層にリーチできるのです。

まとめ・関連記事

TikTokを活用した集客戦略では、その独特な文化とアルゴリズムの理解が重要です。
変顔などのエンタメ要素を取り入れるといった一見以外な手法を使ったり、直接的なターゲットでなくても若者向けにウケるコンテンツを提供することで、自然な拡散を起こし、幅広い年齢層にリーチすることが可能です。
重要なのは、直接的な売り込みよりもエンタメ性を重視し、視聴者に「いいね」を押させたり、コメントやシェアを促したりといった反応の取れるコンテンツを作成することです。

また、売上につなげるためにはリストマーケティングを活用し、視聴者をメールマガジンやLINE公式アカウントへと誘導することで、見込み客を確実にキャッチする戦略がTikTok集客の鍵となります。

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