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LINE公式アカウント集客の考え方:SNSとの最強の組み合わせ

LINE公式アカウント=リストマーケティング

リストマーケティングがビジネスにおける最強の戦略の一つであることは明らかです。

ウェブ上のリストマーケティングといえば、かつてはメールマガジン(メルマガ)一択でしたし、今でもメルマガは基本となるリストマーケティングの手段であることには変わりありません。
しかし近年は、LINE公式アカウントのようなツールが、ウェブ上のリストマーケティングにおいては重要な役割を担っています。

LINE公式アカウントを使う上での考え方と注意点について考察していきます。

リストの種類とその重要性

まず、一言で「リスト」と言っても種類があります。

ざっくり分けると、

  1. 見込み客リスト: まだ購入していないが、将来的に購入する可能性がある人々。いわゆる新規顧客です。
  2. 既存客リスト: すでにあなたの商品やサービスを購入した顧客。彼らはリピート顧客になる可能性があります。
  3. 過去客リスト: 以前あなたの商品やサービスを購入したが、今は関係がなくなっている元顧客。呼び戻せれば再度何か購入してくれる可能性があります。

LINE公式アカウントを利用する際、最優先に考えるべきは1.見込み客リストです。
多くの運営者が、これを既存顧客の管理ツールとして活用していますが、我々の目標は売上と顧客獲得を継続的に伸ばしていくことにあります。
そのため、既存顧客はLINE公式アカウントを通じて自然に蓄積されると見なすべきです。
見込み客リストが拡大すれば、売上の増加も間違いなく伴います。

今まではこれをメールマガジン(メルマガ)で行っていたわけですが、今の時代、メルマガとLINE公式アカウントでは反応に大きな差が出るということがデータ的にも明らかです。
これは開封率と反応率のデータによっても裏付けられています。

LINE公式とメルマガの比較

メールマガジンの開封率

あなたはメルマガの開封率というのがだいたいどれくらいかというのを数字で把握していますか?
メルマガの開封率は平均で約15%とされていますが、実際には運用者によっては体感で1%から3%程度では、と感じるケースも少なくありません。
これは、メールがスパムフィルタにかかったり、ユーザーの受信トレイで見過ごされたりすることが多いためです。
この低い開封率は、メールマガジンがその受信者にとって魅力的でない、または過剰な情報の中で埋もれてしまうことを示唆しています。

LINE公式アカウントの開封率

一方で、LINE公式アカウントのメッセージの開封率は、驚異的な約80%に達するというデータがあります。
しかも、これは送った当日に限った開封率です。
これは、LINEが日常的に使用されるコミュニケーションツールであるため、メッセージがユーザーにとって目に見える形で届きやすいことが理由の一つです。

反応率の比較

実際の反応率に関するデータも、この2つのプラットフォーム間の違いを強調しています。
例えば、セミナー参加を促すメッセージをメルマガとLINEでそれぞれ100人が読んでくれた場合(送った人数ではなく、あくまで開封して読んでくれた人数がそれぞれ100人の場合です)、メルマガからは6人、LINEからは18人が実際に参加するという結果が得られました。
これは、同じ数の受信者がいた場合、LINEの方が約3倍の反応率を持っていることを意味します。

総合的な効果

このデータを開封率と反応率の観点から分析すると、あなたが100人のリストを持っている場合、理論上メルマガからは1人、LINEからは15人がセミナーに参加すると考えてもらって良いことになります。
この計算は、各マーケティングチャネルの効果的な利用を理解する上で非常に重要です。

リストからあがる売上を考えると、1リストの価値は5000円~10000円はあると言われています。
集め方にもよりますが、広告でリストを取る場合でもだいたい1リスト500円~5000円で取れるので十分に利益を出せます。
ただ、最初はSNSから無料で集めることを考える人が多いでしょう。
SNS集客はどうしても波がありますので、資金的な余裕が出てきたらできるだけ早く広告をかけるのがおすすめです。
広告からの集客は安定するので、先が見通しやすくなります。

LINEマーケティングで成果をあげるには

LINEマーケティングのキモは「教育」

LINE公式アカウントを活用して売上を伸ばす際、販売へ導くプロセスの設計が重要になります。
マーケティングの基本フローは「認知→教育→販売」で、これをLINEのリストマーケティングに適用すると、

  • 「リストの取り方
  • 「リストの育て方
  • 「リストの売り方

と表現できます。

特に、リストの育て方、つまり教育がLINE公式アカウント運用の鍵を握ります。

メルマガとの最大の違い

メルマガやDMなど他のリストマーケティングとは違う、LINEの独特な性質が何かというと、LINEとはコミュニケーションツールであるこということに尽きます。
あなたが受け手の側だという前提で考えてもらうとわかると思いますが、メールボックスを開くときは会社・企業や営業的なメッセージが入ってくるという前提を持っていると思います。
しかしメールと異なり、LINEは家族や友人とのやり取りを目的として開くことが多く、その中での販促・営業メッセージは不快に思われがちです。
そのため、発信する際はまるで友達に話すかのような親しみやすいアプローチが求められ、そうしないと簡単にブロックされるリスクがあります。

外部拡張ツールは必ず使うべき

LステップかLメッセージがおすすめ

LINE公式アカウントで成果を上げるためには、APIツールの活用も欠かせません。
APIツールとは、LINE公式アカウントの基本機能に追加で接続し、使用することができる拡張機能の一種です。
拡張ツールとしては、一番有名なもので言うと「Lステップ」というものがあります。
Lステップは2024年現在、チョコプラを起用してCMを打ちまくっているので見かける機会も多いかもしれませんね。
他にも「Lメッセージ(エルメ)」や「Liny」(法人向け)といったツールもあります。
それぞれLINE社(2023年10月よりLINEヤフー社)とは別の会社が運営している外部ツールになってきます。

拡張ツールを導入する利点

①リスト管理が強力にできる

APIツールを使用することで、特にリスト管理をより強力に行うことが可能になります。
顧客の属性に基づいて、メッセージを送るべき人とそうでない人を分けることができるのです。
例えば、LINE公式アカウントへの登録経路、性別、年齢層、メッセージへの反応、アンケートへの回答などの情報をもとに、送信対象を絞り込むことが可能となります。

②コストを節約できる

APIツールの活用によって、LINE公式アカウントの運用においてコストを節約することが可能になります。
ここまで読んだあなたは「LINE公式アカウントだけでもお金がかかるのに、APIツールを使うとさらにお金がかかるんじゃない?それはあまり歓迎できないなぁ…」と思っている方が多いと思います。
ただこれは全く逆で、APIツールがあれば実際にはコスト削減に繋がるケースが多いです。
その理由を3つに分けて説明します。

  1. 対象を絞った配信によるコスト削減: LINE公式アカウントは、配信するメッセージ数に応じて料金が発生します。APIツールを利用することで、顧客の属性に基づいて配信対象を絞り込むことが可能になり、不要なメッセージ送信を減らすことができます。結果的に全体のコストを下げることができます。
  2. 無料で始められるサービスもある: 詳しくはそれぞれの公式ホームページで確認してほしいのですが、たとえばLステップを導入する場合はいちばん安くて2980円/月のプランとなりますが、Lメッセージであれば無料からでも始められます。これにより、初期コストを抑えつつ、リスト管理や配信の効率化を図ることが可能です。
  3. アカウントの安全性向上: LINE公式アカウントは、LINEの規約に違反するとアカウントが停止されるリスクがあります。APIツールを利用することで、メッセージ配信がLINEによる厳しいチェックを受けにくくなり、アカウントが停止されるリスクを減らすことができます。これは、直接LINE公式アカウントから配信するよりも、APIツールを介して配信した方が、LINE側のチェックを受けにくいためです。

これらの理由から、APIツールの適切な利用は、LINE公式アカウントの運用コストを節約し、さらにアカウントの安全性を高める上で非常に重要です。
LINEに登録されたリスト一つ一つには大きな価値があるため、これらのリストを守りながら効率的にマーケティングを行うことが、成功への鍵となります。

まとめ・関連記事

SNSとLINEを使いこなせれば売上は大きくあがります。
売上は必ずクライアントから発生するものであり、そのクライアントになってくれる見込みのある人とつながるためにいちばん有効なツールはLINEをおいて他にないと言えるでしょう。

なぜなら、国内でスマホを持っている人ならほぼLINEアプリを入れているはずだからです。
国内のLINEのアクティブユーザーは約9500万人と言われており、これを読んでいるあなたのスマホにもおそらく入っていることでしょう。
また、そのほとんどが1日1回以上はLINEアプリを開いているのではないでしょうか?
そこに入り込んでいけるという最強の環境を生かさない手はありません。

ただ一方で、あくまでLINE社のプラットフォーム上であるというリスクはあるため、可能ならメルマガと併用することもおすすめします。

  • 他のSNS集客の考え方はこちらから

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