ノウハウコレクターが陥る、好奇心のスキマ理論の罠

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ノウハウコレクターが陥る、好奇心のスキマ理論の罠

最終更新: 2019.9.26

私は元来、興味のあることについては勉強するのが大好きなタチです。

それだけに自戒を込めてあなたにも紹介したい理論があります。

それが、「好奇心のスキマ理論」

いろんなノウハウについて学ぶことはどんな仕事でも重要なのですが、

学ぶだけでなく実践することがそれ以上に重要なのは言うまでもないですよね。

でも、勉強って、すればするほど
「まだまだだなぁ」
って思いませんか?

知れば知るほど、
自分がいかに知らないかを突きつけられる。

それが「知識」というものだと思います。

だから、いつまでも学び続けていてなかなか実践に移せない。

世間ではそういうワナに陥った起業家のことを「ノウハウコレクター」と言います。

1年経っても3年経っても「起業準備中」
みたいな人がまさにこれですね。

あなたも覚えがあるかもしれませんが、
私もあります。

たとえば、あなたがアメリカの50州の名前を全て覚えようと思ったとします。

頑張って覚えて、47までは覚えた。

となると、あと3つをどうしても思い出したいと思いますよね?

この「知識の穴を埋めたい」と思うのが
「好奇心のスキマ」です。

逆にもし3州くらいしか言えなかったとしたら、
残りの47州を知りたいとは、それほど強くは思わないですよね。

さて、無事に50州すべて覚えたとします。

そうすると、また新たなスキマが生まれてしまいます。

たとえば次は、
50州それぞれの州都はどこなのか?

カリフォルニア州の州都はサクラメントだけど、
もっと有名なロサンゼルスやサンフランシスコもあるわけです。

となると、州都ではないけど著名な都市はどこなのか?

などという感じで、
どんどん新しい知識のスキマが生まれていってしまいます。

ビジネスでこういう状態が起きたときは、
知識のスキマを埋めたい欲求にかられているだけなんだ、
ということを思い出しましょう。

まずはいま自分の持っている知識でできることを、
確実にできるようになる、
実践してみることを優先しましょう。

その先のことは趣味のように取り入れようと思えば、
ノウハウコレクター化することなく気楽にいけるはずです。

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