Web集客におけるGoogleキーワードプランナーの使い方

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Web集客におけるGoogleキーワードプランナーの使い方

ブログ記事を書く時に大切なのは、タイトルや記事本文に検索されるキーワードを含めることです。

特にライバルが少なく、検索結果に表示されやすくなる『複合キーワード』を選ぶことが重要でした。

複合キーワードを見つけるには、Googleの検索結果などに有料で広告を出すためのサービス「Google アドワーズ」の、キーワードプランナーを使うと便利です。

今回は、キーワードプランナーの最新の使い方について解説します。

キーワードプランナーは誰でも使えるツール

Google アドワーズとは前述のとおり、ネット広告を出稿するためのサービスです。

一般に「PPC広告(Pay Per Click=クリックごと課金)」と呼ばれるタイプの広告なのですが、そのツールの一つとして、キーワードプランナーが使えます。

このキーワードプランナーを使うと、あなたの業界でどんなキーワードが検索されているのかを調べることができます

例えば、治療院の業界であれば、
「治療院 おすすめ」
「治療院 横浜」
「治療院 開業」
「治療院 経営」

といったような関連キーワードを表示することができ、

それぞれ、

  • どれくらい検索されているか
  • どれだけライバルがいるのか
  • 広告を出稿する場合はいくらになるか

といったことを調べられます。

そもそもはPPC広告に出稿するときのキーワードを選ぶためのツールです。
しかし、どのキーワードがどれくらい人気があるか、検索数があるかということがわかるため、ブログ記事を書くときにもこの情報は使えるというわけです。

この便利なツールを活用しない手はありません。

Googleのアカウントがあれば(Gmailのアドレスを持っていれば大丈夫!)、だれでも使えますので、ぜひ使ってみましょう。

データに基づいたキーワード選びをする

キーワードプランナーの優れた点の一つは、複合キーワードをすぐに見つけられることです。

例えば、「司法書士」というキーワードを一つ入力して、キーワード候補を取得すれば、
「司法書士 集客」
「司法書士 合格」
「司法書士 相続」
というようなキーワード候補をたくさん取得できます。

もちろんそれぞれのキーワードについて、検索数などの具体的な数値もわかりますから、狙った複合キーワードがあったけれど検索ボリュームが大きすぎるとか、逆に少なすぎるといったことが事前に調べられます。

この機能を利用すれば、あなたの業界ではどの複合キーワードのパターンが効果的なのかがわかります

この複合キーワードを含めた記事を毎日ブログで書けば、市場に注目される記事を書くことができるようになります。

ここで調べられるキーワードは、ブログ記事だけに有効なわけではなく、実際にPPC広告を出す場合はもちろん、Facebook、YouTubeなどの他の媒体においても使えます。

あなたが予算をかけずに、検索で“見つけられる”ようになりたいと思っているなら、検索されるキーワードをあらかじめ調べる、というやり方はとても重要です。

「なんとなく、こんな記事を書いたらいいだろう」では、アクセスを集めることはできません。

キーワードプランナーを使って、事前にデータを調べるのがおすすめです。

予測ではなく、ちゃんと実際のデータに基づいたキーワード選びをしましょう!

狙い目キーワードは何か?

キーワードツールでキーワード候補を取得すると、月間の検索数を調べられます。

ここで、たくさん検索されているキーワードを単純に選べばいいというわけではないところがポイントです。

本当の目的は検索されることそのものではなく、見つけてもらってブログまで誘導することです。

ということは、あまりにも検索数が多いキーワードだと、それなりの数のライバルもいることになるので、検索順位が上がりにくく、誘導もしにくいというわけです。

ですから、ライバルの多いキーワードは避けたほうが良いです。

逆に、少なすぎるのもよくありません。
そもそも検索されないということですから。

つまり、多すぎず少なすぎない検索数のあるキーワードを選ぶのが正解です。

業種によっても違ってきますが、だいたいの基準としては月間の検索数が300〜3000あたりのキーワードが狙い目です。

このあたりのキーワードであれば、ほどほどに検索され、検索結果にも上位表示されやすいです。

狙い目キーワードは、どの業種であってもたくさんあるので、キーワードプランナーを使って探してみてください。

2016年8月の改悪に対応するには

さて、このキーワードプランナーなんですが、2016年8月までは誰でも無料で使えていました。

しかし、Google側の仕様変更によって、実際に広告を出稿していないと(=Googleにお金を払っていないと)キーワードプランナーの「月間検索ボリュームの取得」ができないようになりました。

もともと無料で使えていたツールですから、こういった仕様変更はつきものですし、無料で提供されていただけあってユーザ側に文句を言う権利はない、といったところでしょうか。

検索ボリュームを取得しようとしても、「1〜10万」とか「10万〜100万」とか、なんの参考にもならないおおまかな数値しか表示されなくなり、グラフも出なくなりました。

これを乗り越えるには、ということで様々なユーザが色々な実験をしていましたが、主な解決策としては…

  • 別のGoogleアカウントを作る
  • Yahoo!など別の検索エンジンや、別のサービスを使う
  • Google広告に有料で出稿する

といったものがあげられます。

このうち1については順次対策が進み、数ヶ月で完全に使用不可となったようです。

2についても、Yahoo!も結局はGoogleと同じエンジンを使っているために同様の状況になっており、別のサービスでも検索ボリュームを表示するサービス(キーワードアドバイスツール)が終了する事態となっています。

つまり、正攻法でいけば3のGoogleにお金を払って表示する方法しかないということになります。

ただし、これは正攻法でなおかつ非常に安い金額で実現可能なので、やって損はありません。

なお、Googleアドワーズの登録や操作の仕方、出稿の仕方は調べればいくらでも出てきますので、全く心配はありません。

なるべく安価にキーワードプランナーを使うには

できるだけお金をかけずにキーワードプランナーを使うためのポイントとしては、

  • 実際に広告が表示されなければキーワードプランナーを使うことはできないので、ある程度の金額で入札し(〜20円程度で大丈夫です)、
  • あまり検索されない複合キーワードを狙って出稿し、一日あたりの広告費を100円程度に設定する

という方法で、一旦承認されて出稿されれば(広告の表示がされれば)、

  • 広告の出稿を一時停止にする(=費用が発生しない)
  • 数日で出稿を自動終了する設定とする(=それ以上は費用が発生しない)

という形で実質的に出稿していなくても、キーワードプランナーが使用可能になります(これも今後変更の可能性はもちろんあります)。

あくまでも広告が表示されなければダメなので、1円や2円で出稿するのは避けてください。

ちゃんとしたデータを元に、アクセスの集まるブログ記事を作成できると考えれば、せいぜい高くても300〜500円程度で実現可能ですから、やらない手はないでしょう。

今後もどのように仕様変更されるかはわかりませんが、少なくとも有料の出稿者に対しては引き続きキーワードプランナーが今まで通りの形で提供されると考えて良さそうです。

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