最終更新: 2019.9.26
自社のWebサイトを作った場合、まずアクセスを集めることを考えると思います。
もちろん、アクセスを集めることは基本中の基本なので間違っていないのですが、
果たしてアクセス数が上がれば売上もあがるのでしょうか?
アクセス数と売上の関係について、例をあげて考えてみましょう。
100人が閲覧したときに1人が商品を購入してくれるWebサイトがあったとします。
つまり、「成約率1%」ということです。
この場合、
100アクセス→売上1、
1000アクセス→売上10、
10000アクセス→売上100です。
アクセス数に比例して売上も上がることになります。
では、100アクセスあっても購入が0ならどうでしょうか?
この場合は、1000でも10000でもどれだけアクセスが上がったとしても売上は0です。
このように、Webサイトを閲覧してくれた人が商品を買ってくれなければ、どれだけアクセス数を集めたとしても売り上げにはならないわけです。
売上を上げるにはまずは成約率から
前述のとおり、Webサイトを見てくれた人が商品を購入してくれる割合のことを「成約率」といいます。
100アクセスで1件の成約があれば、成約率は1%になりますが、
Webマーケティングの世界では、Webサイトの成約率は1%あれば成功と言われています。
たったの1%?と思われるかもしれませんが、この1%が大きな売り上げアップにつながります。
そして、1%の成約率があるWebサイトは、アクセス数が1000になっても10000になっても成約率は1%のままになるということがわかっています。
ですから、
アクセス数 × 成約率 = 売上
という計算式が成り立ちます。
このポイントは、掛け算になっているところです。
成約率が0のままだと、0には何を掛けても0ですから、どれだけアクセスを集めても売上は0のままです。
Webサイトから売上が上がらない状況になると「アクセス数が少ないからだ。」と思われるかもしれません。
もちろんそれが根本原因である場合もありますが、売上が上がらない本当の理由は成約率のほうにあるかもしれません。
その場合、アクセス数を上げたとしても、売上が上がるとは言い切れません。
成約率がある程度確保できていれば、アクセス数を上げるためにお金をかけたり努力をしたりということも意味があります。
いくら投資すれば、いくらになって返ってくるかがあらかじめ計算できるからです。
Webサイトから売上を上げたいのであれば、まずは成約率を上げるということを意識してみる必要があります。
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