Web集客におけるGoogleキーワードプランナーの使い方

未分類

Web集客におけるGoogleキーワードプランナーの使い方

最終更新: 2019.9.26

ブログ記事を書く時に大切なのは、タイトルや記事本文に検索されるキーワードを含めることです。

特にライバルが少なく、検索結果に表示されやすくなる『複合キーワード』を選ぶことが重要でした。

複合キーワードを見つけるには、Googleの検索結果などに有料で広告を出すためのサービス「Google アドワーズ」の、キーワードプランナーを使うと便利です。

今回は、キーワードプランナーの最新の使い方について解説します。

キーワードプランナーは誰でも使えるツール

Google アドワーズとは前述のとおり、ネット広告を出稿するためのサービスです。

一般に「PPC広告(Pay Per Click=クリックごと課金)」と呼ばれるタイプの広告なのですが、そのツールの一つとして、キーワードプランナーが使えます。

このキーワードプランナーを使うと、あなたの業界でどんなキーワードが検索されているのかを調べることができます

例えば、治療院の業界であれば、
「治療院 おすすめ」
「治療院 横浜」
「治療院 開業」
「治療院 経営」

といったような関連キーワードを表示することができ、

それぞれ、

  • どれくらい検索されているか
  • どれだけライバルがいるのか
  • 広告を出稿する場合はいくらになるか

といったことを調べられます。

そもそもはPPC広告に出稿するときのキーワードを選ぶためのツールです。
しかし、どのキーワードがどれくらい人気があるか、検索数があるかということがわかるため、ブログ記事を書くときにもこの情報は使えるというわけです。

この便利なツールを活用しない手はありません。

Googleのアカウントがあれば(Gmailのアドレスを持っていれば大丈夫!)、だれでも使えますので、ぜひ使ってみましょう。

データに基づいたキーワード選びをする

キーワードプランナーの優れた点の一つは、複合キーワードをすぐに見つけられることです。

例えば、「司法書士」というキーワードを一つ入力して、キーワード候補を取得すれば、
「司法書士 集客」
「司法書士 合格」
「司法書士 相続」
というようなキーワード候補をたくさん取得できます。

もちろんそれぞれのキーワードについて、検索数などの具体的な数値もわかりますから、狙った複合キーワードがあったけれど検索ボリュームが大きすぎるとか、逆に少なすぎるといったことが事前に調べられます。

この機能を利用すれば、あなたの業界ではどの複合キーワードのパターンが効果的なのかがわかります

この複合キーワードを含めた記事を毎日ブログで書けば、市場に注目される記事を書くことができるようになります。

ここで調べられるキーワードは、ブログ記事だけに有効なわけではなく、実際にPPC広告を出す場合はもちろん、Facebook、YouTubeなどの他の媒体においても使えます。

あなたが予算をかけずに、検索で“見つけられる”ようになりたいと思っているなら、検索されるキーワードをあらかじめ調べる、というやり方はとても重要です。

「なんとなく、こんな記事を書いたらいいだろう」では、アクセスを集めることはできません。

キーワードプランナーを使って、事前にデータを調べるのがおすすめです。

予測ではなく、ちゃんと実際のデータに基づいたキーワード選びをしましょう!

狙い目キーワードは何か?

キーワードツールでキーワード候補を取得すると、月間の検索数を調べられます。

ここで、たくさん検索されているキーワードを単純に選べばいいというわけではないところがポイントです。

本当の目的は検索されることそのものではなく、見つけてもらってブログまで誘導することです。

ということは、あまりにも検索数が多いキーワードだと、それなりの数のライバルもいることになるので、検索順位が上がりにくく、誘導もしにくいというわけです。

ですから、ライバルの多いキーワードは避けたほうが良いです。

逆に、少なすぎるのもよくありません。
そもそも検索されないということですから。

つまり、多すぎず少なすぎない検索数のあるキーワードを選ぶのが正解です。

業種によっても違ってきますが、だいたいの基準としては月間の検索数が300〜3000あたりのキーワードが狙い目です。

このあたりのキーワードであれば、ほどほどに検索され、検索結果にも上位表示されやすいです。

狙い目キーワードは、どの業種であってもたくさんあるので、キーワードプランナーを使って探してみてください。

2016年8月の改悪に対応するには

さて、このキーワードプランナーなんですが、2016年8月までは誰でも無料で使えていました。

しかし、Google側の仕様変更によって、実際に広告を出稿していないと(=Googleにお金を払っていないと)キーワードプランナーの「月間検索ボリュームの取得」ができないようになりました。

もともと無料で使えていたツールですから、こういった仕様変更はつきものですし、無料で提供されていただけあってユーザ側に文句を言う権利はない、といったところでしょうか。

検索ボリュームを取得しようとしても、「1〜10万」とか「10万〜100万」とか、なんの参考にもならないおおまかな数値しか表示されなくなり、グラフも出なくなりました。

これを乗り越えるには、ということで様々なユーザが色々な実験をしていましたが、主な解決策としては…

  • 別のGoogleアカウントを作る
  • Yahoo!など別の検索エンジンや、別のサービスを使う
  • Google広告に有料で出稿する

といったものがあげられます。

このうち1については順次対策が進み、数ヶ月で完全に使用不可となったようです。

2についても、Yahoo!も結局はGoogleと同じエンジンを使っているために同様の状況になっており、別のサービスでも検索ボリュームを表示するサービス(キーワードアドバイスツール)が終了する事態となっています。

つまり、正攻法でいけば3のGoogleにお金を払って表示する方法しかないということになります。

ただし、これは正攻法でなおかつ非常に安い金額で実現可能なので、やって損はありません。

なお、Googleアドワーズの登録や操作の仕方、出稿の仕方は調べればいくらでも出てきますので、全く心配はありません。

なるべく安価にキーワードプランナーを使うには

できるだけお金をかけずにキーワードプランナーを使うためのポイントとしては、

  • 実際に広告が表示されなければキーワードプランナーを使うことはできないので、ある程度の金額で入札し(〜20円程度で大丈夫です)、
  • あまり検索されない複合キーワードを狙って出稿し、一日あたりの広告費を100円程度に設定する

という方法で、一旦承認されて出稿されれば(広告の表示がされれば)、

  • 広告の出稿を一時停止にする(=費用が発生しない)
  • 数日で出稿を自動終了する設定とする(=それ以上は費用が発生しない)

という形で実質的に出稿していなくても、キーワードプランナーが使用可能になります(これも今後変更の可能性はもちろんあります)。

あくまでも広告が表示されなければダメなので、1円や2円で出稿するのは避けてください。

ちゃんとしたデータを元に、アクセスの集まるブログ記事を作成できると考えれば、せいぜい高くても300〜500円程度で実現可能ですから、やらない手はないでしょう。

今後もどのように仕様変更されるかはわかりませんが、少なくとも有料の出稿者に対しては引き続きキーワードプランナーが今まで通りの形で提供されると考えて良さそうです。

Web集客のためのブログ記事キーワードの選び方Web集客のためのブログ記事キーワードの選び方前のページ

ブログ記事を書くときに最適な文字数と更新回数は?次のページブログ記事を書くときに最適な文字数と更新回数は?

ピックアップ記事

  1. 新規顧客の獲得コストは必ず計測するべき

関連記事

  1. デザインの美しいWebサイトの必要性

    未分類

    デザインの美しいWebサイトの必要性

    Webサイトで集客が上手くいかない場合、デザインがよくないからだ、と思…

  2. サービス提供者の顔が見えるWebサイトにする

    未分類

    サービス提供者の顔が見えるWebサイトにする

    最近はFacebookやTwitter、InstagramなどのSNS…

  3. ビジネスでの集客用ブログサービス・システムの選び方

    未分類

    ビジネスでの集客用ブログサービス・システムの選び方

    Web集客の最も基本となるのが、ブログ記事を書くことです。ブロ…

  4. 読みやすいブログ記事を書く5つのポイント

    未分類

    読みやすいブログ記事を書く5つのポイント

    ブログ記事を書くことは大事ですが、どんなに良いことが書いてある記事でも…

  5. ブログ記事を書くときに最適な文字数と更新回数は?

    未分類

    ブログ記事を書くときに最適な文字数と更新回数は?

    ブログに記事を書く最大の目的は、WEB検索で“発見される”ようになるた…

  6. アクセスを稼げば売上アップにつながるのか?

    未分類

    アクセスを稼げば売上アップにつながるのか?

    自社のWebサイトを作った場合、まずアクセスを集めることを考えると思い…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


Pick Up

  1. ビジネスとは問題解決である - あなたのビジネスの根本的価値を見つめ直す
  2. 新規顧客の獲得コストは必ず計測するべき

Special Feature

  1. 登録されている記事はございません。
  1. 成功には理由がある〜仕組みと仕掛け〜

    ビジネス・経営

    成功には理由がある〜仕組みと仕掛け〜
  2. 少ない予算でWeb集客をしたいならSNSを活用する

    未分類

    少ない予算でWeb集客をしたいならSNSを活用する
  3. あなたのビジネスの真の価値は相手に伝わっているか

    ビジネス・経営

    あなたのビジネスの真の価値は相手に伝わっているか
  4. エイプリルフールに学ぶマーケティング

    マーケティング

    エイプリルフールに学ぶマーケティング
  5. お客が来なくなったときに打つ対策を考えているか

    ビジネス・経営

    お客が来なくなったときに打つ対策を考えているか
PAGE TOP