最終更新: 2019.9.26
あなたは「名刺交換」って、大事にしてますか?
どっちが下から出すか、みたいな名刺交換時の作法の話ではありません。
ビジネスにおいて名刺って確かに大事なんですが、
名刺を重視するあまり相手を重視していない人ってたまにいるよね、
という話をしたいと思います。
とあるセミナー会場にて…
セミナーなんかに行っていると、
あちこちで同じ人に出会うことがけっこうあります。
先日も、斜め前に座った男性を見て
「あ、また●●さんだ…」と思いました。
その人とそういう形で会うのはもうかれこれ5回目くらいです。
しかし、休憩時間…
「すみません名刺交換させてください私●●と申しまして▽▽県で□□の仕事を〜」
また始まりました。
実はこの流れも3回目くらいなんです。
「●●さん、以前どこそことどこそこと、それからどこそこでもお会いしてますよ!」
って笑いながら返しておきました。
そしたら彼はそこで初めて私の顔を見て…
「すみません私ぜんぜん覚えられなくて…」
いや、わかりますよ。
私だってたくさんの方とお会いするんで、
全ての人を覚えてろってそりゃ無理です。
あなたは名刺収集マニアですか?
ただ今回は、彼がまたそれをやってくるだろうなというのは予測していました。
そんなに自分って影が薄い、印象に残らない人間なのか?
とも思ったんですが(笑)
違いますね。
さっき
『彼はそこで初めて私の顔を見て…』
って書きました。
要は、相手の顔も見ずに
名刺だけ差し出してるってことです。
うーん、やっぱりこれ失礼じゃないですか?
日本のビジネスって名刺交換から始まるようなところがありますけど。
ビジネスってやはり人と人とのコミュニケーションですからね。
目の前の相手に注意を向けられない人は、
いくら名刺を集めても無意味でしょう。
名刺交換しないほうがマシ?
なんならある程度喋って知り合って、
お互いがお互いにとって価値のある人間だなと思った場合にだけ名刺交換、
のほうが理想的ですよね。
薄利多売的な、リスト数が重視されるビジネスをしている人ほど
陥りやすい罠かなと思います。
ビジネスマナーであるはずの名刺交換で悪印象を与えてしまわないためには、
やはり目の前の相手に注意を向けることを忘れないことですよね。
相手の手元を凝視して名刺交換する癖がつかないように、気をつけましょう!
私も気をつけます。
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