最終更新: 2019.9.26
最近、とにかく人と会う機会が多いです。
その中には初めて会う人もけっこういるわけなんですが…。
そんなときにいつも思うのが、
自分の売っている商品やサービスの価値を正確に伝えられていない人が本当に多いな、
ということです。
この原因は大きく分けて2つあります。
・伝えようという意識がない
・何をしているのかを伝えているが、それによってお客が何を手に入れられるのかを伝えていない
前者はビジネスの名目で知り合っている以上、
かなり論外だと思うのですが、実際けっこういます。
こちらがかなりいろいろ突っ込んで聞いても
結局どんなビジネスをしているのかわからなかった、
ということさえありますからね。
まあ、それはこちらの質問する力が足りなかったと反省すべきかもしれませんが。
対して、後者はかなり残念です。
本人は自信を持って自分のサービスを説明しているし、
実際それは役立つものなんだろうと思うのですが…。
例えば「中小企業向けのセラピスト」がいたとして、
「従業員の方にセラピーします!」
と言われても、正直経営者であれば
そこらへんを会社の経費でやるというのは
コストとしか捉えられない場合がほとんどでしょう。
自分の会社の従業員がセラピーを受けたら、
経営者(いま直接話をしている相手)にとってどんな良いことがあるのか、
何が手に入るのか(これを「ベネフィット」と呼びます)
を伝えなければ、相手は動きません。
経営者からすれば厳しい話、従業員個々人の心のケアは自分自身でやってほしい、
と思うのが普通でしょう。
しかし、
「従業員たちのセラピーを行うことによって社内の人間関係がよくなり、
働きやすい雰囲気づくりを行うことができます」
と言われれば、
近ごろ社内がギスギスしてるなぁ…
と思っている経営者がいたら響きますよね。
さらに言えば、
「これこれこんな問題のある会社が…」
というように、
現状の問題を炙り出すような言葉を組み合わせると、
お客が体験するべきBefore-Afterが明確になってより刺さります。
あなたも、初めて会う人に
自分のビジネスの価値を正しく伝えられるよう、考えてみませんか?
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