店舗集客における戦略と戦術の重要性

マーケティング

店舗集客における戦略と戦術の重要性

最終更新: 2019.9.26

「学習塾を経営しています。新規生徒を募集出来ずに大変苦労しています。
新聞折込チラシ、ポスティング、アンケートなどいろんな方法を試していますがほとんど、効果無しです。
問い合わせが来ません。どうしたら良いのでしょうか?」

学習塾に限らず、店舗の集客に関して、非常によくある相談です。

今までのやり方が通用しない…効果が落ちた…。
そう感じているオーナーさんが多いことと思います。

でも、それらは本当に広告媒体が良くないから結果が出ないのでしょうか?

このような質問をするオーナーさんは、多くの場合重要なことを決めることができていません。

それは…

明確な「戦略」です。

店舗集客において、新聞折込チラシやポスティングなどは欠かせない販促手段ですが、
どの手段を用いるかというのは「戦略」ではなく「戦術」です。

「戦略」と「戦術」の違い

そこでまず、「戦略」と「戦術」の違いについて押さえておく必要があります。

これらはどちらも軍事用語ですが、
「戦略」というのは方針や指針のことで、
企業で言えば事業の目標そのものと言うことができます。

一方で「戦術」とは、
戦略という企業目標を達成するための手段のことで、
こちらはより具体的な策として表すことができます。

まとめると、「戦略」は目的で、「戦術」は手段です。

そう考えると、新聞折込チラシやポスティングなどは生徒獲得のための「戦術」であることがわかるでしょう。

店舗集客で「戦術」だけを考えていると

例えば、登山をしようと思ったとき、
どの山に登るかという戦略が決まらなければ、
どんな装備が必要かという戦術は決められません。

これと同じように、戦略がないまま戦術を考えても、あまり意味がありません。

戦術だけを考えるというのは、軽装で大丈夫なのか、
それともザイルとピッケルとテントと食糧が必要なのかといったことばかり考えて、
いちばん重要な登るべき山を決めていないのと同じことだからです。

ですから、販促のために広告を打つ場合はすべからく、
先に戦略を決める必要があります。

戦略をまず決めてこそ、
どの広告媒体を用いるかという戦術も変わってきますし、
その中身も変わってくるからです。

悪気なく失礼な名刺交換をしている経営者の実例Part.2悪気なく失礼な名刺交換をしている経営者の実例Part.2前のページ

小さくても、無名でも、地域No.1の店舗を目指すには次のページ小さくても、無名でも、地域No.1の店舗を目指すには

ピックアップ記事

  1. 新規顧客の獲得コストは必ず計測するべき

関連記事

  1. 基本ができていないマーケティングは効果なし

    マーケティング

    マーケティングの基本中の基本3ステップを解説

    ビジネスが最大の効果を発揮するときあなたがどんなビジネスをしている…

  2. セールスで最優先すべきはお客さんとの関係性構築

    マーケティング

    セールスで最優先すべきはお客さんとの関係性構築

    お客さんとの関係づくりができる前に、商品やサービスを売ろうとすると失敗…

  3. 集客に苦しんでいるなら、勝てる集客マーケットを選ぶ

    マーケティング

    集客に苦しんでいるなら、勝てる集客マーケットを選ぶ

    ターゲットを絞るということは、勝てるマーケットを選ぶということです…

  4. 最新事例に食いつく前に、集客の仕組み化が必要

    マーケティング

    最新事例に食いつく前に、集客の仕組み化が必要

    今日はつまらない話をします!やっぱり基本が大事じゃないですかい…

  5. 新規集客をするときはターゲットを絞り込むほうが効果的

    マーケティング

    新規集客をするときはターゲットを絞り込むほうが効果的

    小規模なお店が地域No.1店を目指すためには、まずターゲットを絞り込む…

  6. 自分のビジネスのターゲットにだけ刺さればいい!

    マーケティング

    自分のビジネスのターゲットにだけ刺さればいい!

    前回は「エレベーターピッチ」の重要性について書きましたが…。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


Pick Up

  1. ビジネスとは問題解決である - あなたのビジネスの根本的価値を見つめ直す
  2. 新規顧客の獲得コストは必ず計測するべき

Special Feature

  1. 登録されている記事はございません。
  1. スマートに単価アップさせる"松竹梅の法則"

    ビジネス・経営

    スマートに単価アップさせる”松竹梅の法則”
  2. 見込み客のリストはどれくらい集めるべきか

    マーケティング

    見込み客のリストはどれくらい集めるべきか
  3. Webサイトを制作するときは専門用語をできるだけ排除する

    未分類

    Webサイトを制作するときは専門用語をできるだけ排除する
  4. セールス

    成約率UP!お客様の心を動かす「言葉の重み」とは?
  5. 集客に苦しんでいるなら、勝てる集客マーケットを選ぶ

    マーケティング

    集客に苦しんでいるなら、勝てる集客マーケットを選ぶ
PAGE TOP