最終更新: 2024.3.6
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売上が上がらない根本的な原因
認知されていないというシンプルな問題
多くの経営者が直面する売上不振の問題は、業種や業界を問わず、ほとんど共通しています。
その根本的な原因は何だと思いますか?
商品やサービスが質的に劣っているわけでも、価格設定が不適切なわけでもありません。
問題は、シンプルながらも多くの経営者が見落としている点にあります。
それは、「ビジネスが十分に知られていない」という事実です。
店舗を開いたり、SNSアカウントを作成したり、広告を出したりしても、それだけで世間に認知された気になっている経営者がめちゃくちゃ多いわけです。
実際には、多くの経営者がこの「認知の壁」に阻まれています。
ただ存在するだけでは、売上を立てるどころか、集客することすら難しいのが現実です。
認知されることの重要性
認知されることは、集客や売上を生み出すプロセスの最初のステップです。
顧客があなたのビジネスの存在を知らなければ、その先のアクションを期待することはできません。
しかし、一度認知されれば、集客の機会が生まれ、それが売上につながる可能性が広がります。
さらに、顧客からのフィードバックを得ることで、ビジネスを改善し続けることが可能になります。
逆に言えば、認知されていない状態では、改善点すら見えてこないのです。
広告の力とSNSの活用
そこのところを一気に無条件で解決する方法っていうのは、実際あります。
広告を出すことです。
多くのビジネスにとって広告は、認知度を高める有効な手段ですがしかし、当然ながら広告にはコストがかかります。
特に小規模ビジネスやスタートアップでは、広告費用を大量に投じることは難しいでしょう。
そこで無料で広告と同様の効果を期待できるSNSこそがX(旧Twitter)というわけです。
X(旧Twitter)集客の強みと弱み
結論として、Xの一番の強みは、拡散力があるため認知アップがしやすいというところにあります。
また文字媒体のため手軽に始めることができ、継続しやすいということも利点です。
一方で、クライアントとの関係性を強化していく、実際に売上を上げていくという面ではひと工夫が必要になる媒体でもあります。
ビジネスの世界において、認知度の向上は集客や売上げ向上の基本となります。
しかし、多くのSNSプラットフォームでは、この「認知の拡散」が容易ではありません。
特に、InstagramやFacebookといった大手SNSは、投稿が自然と広がる仕組みを持っていないため、拡散を期待することが難しいのが現状です。
X(旧Twitter)は、リポスト機能や引用ポストなど、ユーザー間でのコンテンツの共有を促進する仕組みを持ち、拡散力に優れています。
無名のユーザーでも注目を集める、バズることが可能なこのプラットフォームは、ビジネスの認知度向上に非常に有効です。
Xを活用すべき理由
母数の多さ
Xを選ぶべき最大の理由は、まずアクティブユーザー数の多さにあります。
国内でのアクティブユーザー数(ちゃんと使ってる人)が4500万人と非常に多く、Instagram3300万人、Facebook2600万人、TikTok1700万人と比べても多いんですね。
いちばん多いのはYouTube(7000万人)なのでもちろんおすすめではありますが、今の時代のYouTubeはなかなか1人でできるものではないです。
YouTubeの次に多いのがXですし、Xはテキスト中心の情報発信が可能なのでより手軽に始められ、初期投資や継続的な労力が比較的少なくて済む点も魅力です。
拡散力の大きさ
Xはそもそも拡散が起きやすいように設計されたSNSです。
リポスト機能、引用ポスト、無名の人のポストが急にバズる現象。これを利用しない手はないわけです。
ただ、Xを利用する目的は、単に目立ったりフォロワー数を増やしたりすることだけではありません。
重要なのは、質の高いフォロワーを獲得し、実際の売上げにつなげることです。
数百人の熱心なファンがいるアカウントは、数万人の表面的なフォロワーを持つアカウントよりも遥かに価値があります。
これは、狭い範囲であっても深い影響力を持つことができるため、売上げ向上に直結します。
影響力を継続できる
ただ影響力の何が難しいかというと、持ち続けるのが難しいんですよね。
炎上して嫌われるなんてこともあるかもしれませんが、それ以上に発信を続けてないと影響力も維持できない。
まさにここがXをやるべき理由の3つ目で、5大SNSの中でもいちばん継続しやすいのって、間違いなくXじゃないでしょうか?
他の媒体のように動画や画像は不要ですし、そもそも始めるのも続けるのも、圧倒的に手軽ですからね。
X集客成功のためのフレームワーク
マーケティングの全体像を理解する
SNSマーケティングの世界では、ビジネスの認知から始まり、顧客教育、そして最終的な販売に至るまでのプロセスを理解することが不可欠です。
特にXを活用する場合は「認知の拡大」に特に力を発揮するので、顧客教育についてはXを使うだけでなく、他のメディアを併用することも考えたほうがいいでしょう。
業種によって最適な手段は異なりますが、一貫して重要なのは、目的意識を持った活用です。
いざXを始めるぞ、あるいは売上をあげるために動いていくぞとなったときに、まずは大枠を理解しておいてほしいです。
Xを使う上でやらなければいけないことは大きく分けて3つあります。
コンセプトの重要性
成功するSNSアカウントには、魅力的なコンセプトが必要です。
コンセプトとは「切り口」「見せ方」などと言い換えても良いですが、ここでは「専門性を打ち出すこと」という理解をしてください。
特定のテーマや専門分野に焦点を当て、一貫したメッセージを発信することで、ターゲットとなる顧客層の興味を引き、フォロワーを増やします。
専門性を示すことで、あなたのアカウントがその分野の信頼できる情報源と見なされるようになり、結果的にフォロワーが教育され、リストに追加される可能性が高まります。
コンセプトを決定する際には、まずターゲットとなる顧客層を特定し、彼らが抱える問題点を明らかにします。
そして、それらの問題が解決された際に顧客が得られるメリットを想定します。
このプロセスを通じて、あなたのビジネスが提供する価値を明確にし、その価値を中心にコンテンツを展開していきます。
運用のコツ
Xを効果的に運用するためには、顧客が抱える問題の原因を明らかにし、共感を呼ぶコンテンツを発信することが重要です。
フォロワーや見込み客が「あるある」と感じるような投稿は、自然と共感や関心を引き出し、さらなるフォロワーの増加につながります。
しかし、この点に留まらず、SNSプラットフォーム自体にも「気に入られる」ことを意識する必要があります。
つまり、Xのアルゴリズムに合致した内容を投稿し、プラットフォームによる推薦を促すことが、拡散力を高める鍵です。
ちなみに、Xのアルゴリズムはちゃんと数字で、加点減点法で決まっています。
しかもその基準は公開されています。
マーケティングとしてのXの活用
Xマーケティングの究極の目的は、リストマーケティングにあります。
つまり、あなたのビジネスに興味を持つ顧客の連絡先を収集し、直接コミュニケーションを取る体制を整えることです。
Xでの発信を通じてフォロワーを増やすことも大切ですが、それ以上に重要なのは、フォロワーを自分のリストに変換し、長期的な関係構築を目指すことです。
いま使われている王道はやはりLINE公式アカウントへ誘導することですが、もちろんメルマガでもOKです。
ここで言う「リスト」とは、フォロワーのことではありません。
「こちらから直接連絡できる連絡先」のことを指します。
興味をもって近づいてきてくれた人に対して、いかにこちらから連絡を取れる体制を作るかが重要です。
まとめ・関連記事
売上が上がらない最大の原因は、ビジネスの認知度が不十分であることにあります。
この問題を解決するためには、Xのような拡散力の大きいメディアを活用し、質の高いフォロワーを獲得することで、ビジネスの認知度を効果的に高めることが有効です。
始めやすく続けやすい特徴を活かして影響力を維持することで、結果として売上げの向上につながります。
Xを活用したSNSマーケティングは、単にフォロワー数を増やすことではなく、質の高い顧客リストを構築し、ビジネスの成長に直結させることにあります。
魅力的なコンセプトのもと、目的意識を持った運用を行い、プラットフォームのアルゴリズムにも配慮することが、効果的なマーケティング戦略の実現に不可欠です。
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