『コイケヤプライドポテト』
って食べたことありますか?
どうも「バカ売れしすぎて販売休止」というニュースが流れていますが…
これ、明らかに仕掛けですね。
ちょっとニュースを引用します。
◇バカ売れで一時「魅惑の炙り和牛」に続き2種類目に
湖池屋(東京都板橋区)は20日、今月発売した「コイケヤプライドポテト」3種類のうち、「松茸香る極みだし塩」の販売を一時休止すると発表した。
同シリーズではすでに「魅惑の炙り和牛」が14日から一時休止となっている。
残る「秘伝濃厚のり塩」は販売を継続する。
こんなわけで販売休止に至っているんですが、
どうも
「コンビニではたくさん置いてあるの見かけたよ」
という声も結構あるようなんですね。
つまり、
「バカ売れしてるから販売休止」
というよりは、
「販売休止と言うニュースを見てみんながこの商品の存在を知った」
という構図の方が正しいのではないか?
と思える状況にあるわけです。
ここら辺の実態は、例えばTwitterなんかを検索すると
リアルな声が調べられる状況に今はなっていますよね。
売るための仕掛けをしているから売れる
ここから学べるのは、
ある商品を売るためにはほとんどの場合、
何らかの仕掛けが存在しているということです。
もう一度ニュースをよく見てみると、
最初に3種類発売しています。
それを1週間ごとに1つずつ販売休止するというように、
段階的に販売休止しています。
こうすることで2回ニュースになるわけですね。
こういうのは
「品切れ商法」とか「品薄商法」と呼ばれ、
たびたび問題になる現象ではありますが、
話題性はかなりあるためマスコミも取り上げやすいネタなんですよね。
今回の場合は、品薄という報道がありながら
コンビニに商品が大量に並んでいるという事実もあるため、
ちょっと失敗気味ですが、
マーケティング的な観点で言うと、
世界で1番マーケティングが上手い会社の1つAppleなんかはここら辺とてもうまいですよね。
iPhoneを発売するとすぐに品切れ状態となり、
それでも1か月程度待てば流通して手に入るようになるというのが毎年のパターンです。
仕掛けは誰でもできる
大手企業や有名企業でさえこのような形でマーケティングを仕掛けます。
「大手だからできるんだ」
と思うかもしれませんが、
中小企業であっても仕掛けはできます。
むしろ、大手のようにマスコミを動かすほどになると
それなりのお金がかかることも多いわけです。
個人レベルであってもお金をかけずに
売れるようにするための仕掛けというのはいろいろ考えられます。
金がないなら頭を使うべきです。
規模が小さいなら競合より早く行動するべきです。
できるかできないかではありません。
やるかやらないかが未来を変えるんです。
さて、あなたはどんな仕掛けを考えますか?
P.S.
ちなみに先日、この品薄報道が出る直前に偶然、
コンビニで見かけて買ってみました。
3種類ともたっぷり棚に置いてありました。
味は…
通常のものよりは上品に仕上がってるかな?
ってくらいでしたね。
でも、販売休止と言われるとやはり食べてみたくなるのが
人間心理というもののようで…
「希少性(限定性)の原理」ってヤツですね。
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