品薄商法に学ぶマーケティング

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品薄商法に学ぶマーケティング:湖池屋プライドポテト

最終更新: 2024.3.15

品薄報道が出た発売当初のプライドポテト

『コイケヤプライドポテト』って食べたことありますか?
今やすっかり定番商品としていろいろな味が次々と発売されていますが、この商品が最初に発売された2017年2月当時のニュースからの考察になります。

どうも湖池屋プライドポテトが「バカ売れしすぎて販売休止」というニュースが流れていますが…

これ、明らかに仕掛けですね。

ちょっとニュースを引用します。

◇バカ売れで一時「魅惑の炙り和牛」に続き2種類目に

湖池屋(東京都板橋区)は20日、今月発売した「コイケヤプライドポテト」3種類のうち、「松茸香る極みだし塩」の販売を一時休止すると発表した。
同シリーズではすでに「魅惑の炙り和牛」が14日から一時休止となっている。
残る「秘伝濃厚のり塩」は販売を継続する。

こんなわけで販売休止に至っているんですが、
どうも「コンビニではたくさん置いてあるの見かけたよ」という声も結構あるようなんですね。

つまり、「バカ売れしてるから販売休止」というよりは、

「販売休止と言うニュースを見てみんながこの商品の存在を知った」
という構図の方が正しいのではないか?

と思える状況にあるわけです。

ここら辺の実態は、例えばTwitter(現X)なんかを検索するとリアルな声が調べられる状況に今はなっていますよね。

売るための仕掛けをしているから売れる

ここから学べるのは、

ある商品を売るためにはほとんどの場合、何らかの仕掛けが存在しているということです。

もう一度ニュースをよく見てみると、最初に3種類発売しています。
それを1週間ごとに1つずつ販売休止するというように、段階的に販売休止しています。
こうすることでもう2回ニュースになるわけですね。

こういうのは「品切れ商法」とか「品薄商法」と呼ばれ、たびたび問題になる現象ではありますが、
話題性はかなりあるためマスコミも取り上げやすいネタなんですよね。

今回の場合は、品薄という報道がありながらコンビニに商品が大量に並んでいるという事実もあるためちょっと失敗気味ですが、
マーケティング的な観点で言うと、世界で1番マーケティングが上手い会社の1つAppleなんかはここら辺とてもうまいですよね。

iPhoneを発売するとすぐに品切れ状態となり、それでも1か月程度待てば流通して手に入るようになるというのが毎年のパターンです。

もっと売るための仕掛けは誰でもできる

大手企業や有名企業でさえこのような形でマーケティングを仕掛けます。
「大手だからできるんだ」と思うかもしれませんが、中小企業であっても仕掛けはできます。

むしろ、大手のようにマスコミを動かすほどになるとそれなりのお金がかかることも多いわけです。
個人レベルであってもお金をかけずに売れるようにするための仕掛けというのはいろいろ考えられます。

金がないなら頭を使うべきです。
規模が小さいなら競合より早く行動するべきです。

できるかできないかではありません。
やるかやらないかが未来を変えるんです。

さて、あなたはどんな仕掛けを考えますか?

品薄商法を取り入れた具体例

さて、これを具体的にどう使うかという例を挙げていくときりがないわけですが、
基本的には時間の限定性人数の限定性、もしくは数量の限定性などといった観点から考えていけばいいわけです。

一例として、セミナーの参加者をより多く獲得したいという状況を考えてみましょう。
例えばあなたが借りたセミナー会場に、横長で3人掛けのテーブルが8つあったとします。

最初の募集のタイミングでは1つのテーブルに1人が座るという想定で、定員は8名に設定しておきます。
そしてセミナー参加者が8名集まった時点で当然「満席」となるわけですから、
会場はそのままに、次は1つのテーブルに2名ずつ座るという想定にして、部屋を変えることなく定員を16名に増やすことができます。

この場合、当然ながら告知の仕方としては、
「大人気につき満席になったので増席しました!」という言い方をするわけですね。

まあちょっと小ずるいようなやり方に見えるかもしれませんが、こういう話題性を演出をすることも集客する上では意外と重要です。

P.S.

ちなみに2017年2月の発売当初、この品薄報道が出る直前に偶然、コンビニで見かけて買ってみました。
3種類ともたっぷり棚に置いてありました。

味は…通常のものよりは上品に仕上がってるかな?ってくらいでしたがさすがに美味しいですよね。
でも、販売休止と言われるとやはり食べてみたくなるのが人間心理というもののようで…。
希少性(限定性)の原理」ってヤツですね。

とりあえず湖池屋のポテチは大好きです。

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