最終更新: 2019.9.26
2月14日はバレンタインというイベントがありましたが、
何やら色々もらいましたか?
バレンタインだからという理由で急に彼女を欲しがったり、
彼女がいないのを嘆いたりする男性が急増するわけですが。
それだったら普段からちゃんと努力しておこうよ、という話ですよね(笑)
それはそうと、世間では「バレンタインだから」という理由で
毎年、チョコレートが大量に売れます。
別にチョコなんていつ買ってもよさそうなものですが、
理由があると人って動いてしまうものなんですよね。
「それらしい理由」があれば人は動く
心理学者のエレン・ランガーという人が行った実験があるんですが…
コピーをとっている最中の人に対して
A:「先にコピーを取らせてもらえませんか?」
B:「急いでいるので、先にコピーを取らせて
もらえませんか?」
という2種類の要求をするというものです。
Aは60%、Bは94%の人が応じてくれたという結果だったそうなんですが。
ここで3つめのパターンが出てきます。
C:「コピーを取らなければいけないので、
先にコピーを取らせてもらえませんか?」
この要求でも承諾率は実に93%を記録したそうです。
「急いでいる」のは理由としていいかなという気がしますが、
「コピーを取りたいから」なんて冷静に考えてみれば理由になってないですよね。
この、ある働きかけによって深く考えることなしに、
ある行動を起こしてしまう心理現象には
カチッサー効果という名前がついています。
イベントを理由に、ちょっと後押し!
あなたの業種にチョコレートがなんの関係もなかったとしても、
「バレンタインだから」という理由をつけることでいつもより売ることができるでしょう。
3月にはホワイトデーが来ますから、
特に女性向けのサービスでは理由にしやすいですよね。
そうでなくても、世間的なイベントには深く考えずに乗ってしまったほうが、
マーケティング的に有効だったりします。
ぜひ試してみてください!
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